オリーブを庭木にして後悔したくない!失敗しない選び方とおすすめ6選

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銀色の葉が風に揺れるオリーブは、おしゃれな庭づくりに欠かせない人気のシンボルツリーです。しかし、その見た目だけで選んでしまい、数年後に「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースも少なくありません。オリーブの特性を正しく理解し、自分のライフスタイルや庭の環境に合っているかを確認することで、失敗を防ぎ、末長くその魅力を楽しむことができます。

目次

オリーブを庭木にして後悔しないために知っておきたいこと

オリーブは地中海原産の非常に強健な植物ですが、日本の気候や狭い住宅環境では予期せぬトラブルの原因になることがあります。「憧れのオリーブを植えたのに、なぜか負担に感じてしまう」という状況を避けるために、まずは栽培上の注意点や現実的なデメリットを整理しておきましょう。これらを知った上で対策を立てれば、管理はぐっと楽になります。

成長が早くて剪定が必要になる

オリーブは想像以上に成長が早い樹木です。特に地植えにすると、1年で1メートル近く枝が伸びることも珍しくありません。放っておくとあっという間に巨大化し、2階の窓を塞いだり、隣家へ枝がはみ出したりしてしまいます。このため、年に1〜2回は定期的な剪定作業が欠かせません。

剪定を怠ると枝が密集し、内側の葉が枯れたり、害虫が発生しやすくなったりします。自分で高い場所の枝を切るのは意外と重労働ですし、切った後の大量の枝を処分する手間も発生します。「植えっぱなしで良い」と考えていると、この成長スピードの速さが大きな負担に感じられるようになります。

実や花粉で汚れが出やすい

オリーブは花が咲いた後に実を付けますが、この実が地面に落ちると黒ずんだり、踏み潰されて玄関先やタイルの上を汚したりすることがあります。油分を含んでいるため、汚れが落ちにくいのも厄介な点です。また、5月から6月にかけて咲く花は大量の花粉を飛ばします。

オリーブは風媒花(ふうばいか)といって、風に乗せて花粉を飛ばす仕組みを持っています。重度の花粉症の方や、家のすぐそばに洗濯物を干す場所がある場合は、この時期の汚れやアレルギー反応に悩まされるかもしれません。実を収穫する楽しみがある反面、こうした「汚れ」に対する毎日の掃除や気配りが必要になることを覚えておきましょう。

風で枝葉が擦れて音が気になることがある

オリーブの葉は硬く、表面に厚い層があるため、風が吹くとサラサラとした独特の音を立てます。この音が心地よいと感じる人もいれば、夜静かな時間帯にカサカサという摩擦音が気になって眠れないという人もいます。特に寝室の窓のすぐ近くに植える場合は、風の強い日に音が響きやすいことを想定しておくべきです。

また、オリーブの枝は比較的しなやかですが、台風などの強風時には大きくしなります。隣接する壁やフェンスに枝が当たって音を立てたり、傷をつけたりする可能性もあります。植栽場所を決める際は、成長した後の枝の広がりと風の影響を考慮し、建物から十分な距離を保つことが大切です。

うまく育つ場所と育たない場所がある

オリーブは「太陽の樹」と呼ばれるほど日光を好みます。日当たりが悪い場所や、常に湿っているような水はけの悪い土地では、葉が落ちてしまったり、根腐れを起こしたりしてうまく育ちません。また、北風が強く当たる寒冷な場所も苦手です。

庭の土壌が粘土質である場合は、植え付け前に土壌改良をして水はけを改善しなければなりません。環境が合わない場所に無理に植えると、弱々しい姿になり、オリーブ本来の美しい樹形を楽しむことができなくなります。自分の庭に、しっかりと日が当たり、水が溜まらない場所が確保できるかを事前によく確認してください。

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庭木に選ばれやすいオリーブおすすめ6選

オリーブには非常に多くの品種があり、それぞれ見た目や性質が異なります。家庭の庭でも育てやすく、シンボルツリーとして映える代表的な品種をピックアップしました。

品種名特徴公式サイト/参考URL
ミッション直立型で樹形が整いやすく、実も美しい日本オリーブ株式会社
ネバディロブランコ成長が非常に早く、受粉樹としても優秀園芸ネット
ルッカ耐病性が強く、こんもりとした樹形になるタキイ種苗
マンザニロ世界中で栽培される、実が大きくて丸い定番種日本オリーブ株式会社
レッチーノ耐寒性に優れ、病気にも強いイタリア原産種園芸ネット
アルベキーナスペイン原産で、小ぶりな葉と実が可愛らしいタキイ種苗

ミッション(実つきが楽しみやすい)

アメリカ原産の品種で、日本でも最も人気があります。枝が横に広がらず上に向かって伸びる「直立型」のため、狭い庭やシンボルツリーとして扱いやすいのが魅力です。葉の裏が白っぽく、銀色の輝きが強いので、見た目の美しさを重視する方におすすめです。

ネバディロブランコ(樹形が整いやすい)

スペイン原産の品種で、成長が非常に旺盛です。枝が柔らかいため、自由に広がるナチュラルな姿を楽しむことができます。花粉の量が多いため、他のオリーブに実を付けさせたい時の「受粉樹」としても非常に重宝されます。

ルッカ(初心者でも育てやすい)

イタリア原産のルッカは、病気や害虫に強く、初心者でも失敗が少ない品種です。開帳型といって、こんもりと丸みを帯びた茂みを作るため、目隠し用の生垣としても利用できます。実は小ぶりですが、オイル分が豊富でたくさん付きます。

マンザニロ(葉色が美しい)

マンザニロはスペイン語で「小さなリンゴ」を意味し、その名の通り丸くて大きな実を付けます。樹形はやや横に広がるタイプで、シルバーグリーンの葉が密度高く茂ります。実の塩漬けなど、収穫を楽しみたい方に最適な品種です。

レッチーノ(耐寒性が比較的高い)

イタリアのトスカーナ地方原産のレッチーノは、寒さに比較的強く、病気にも強健な品種です。世界中で広く栽培されており、環境適応能力が高いのが特徴です。すらりとした上品な枝ぶりが、どんな住宅のデザインにもマッチします。

アルベキーナ(コンパクトに育てやすい)

アルベキーナは、他の品種に比べて成長が穏やかで、葉や実も小さく可愛らしいのが特徴です。鉢植えでも十分に楽しむことができ、剪定の回数を減らしたい方や、コンパクトに管理したい方にぴったりの品種です。

後悔ポイントを減らす植え方と管理のコツ

オリーブを植えてから「失敗した」と思わないためには、最初の計画が重要です。適切な環境づくりと少しの手入れを心がけるだけで、オリーブは手のかからない最高のパートナーになってくれます。後悔を防ぐための4つの秘訣をお伝えします。

日当たりと風通しを優先して場所を決める

オリーブを健康に育てるための絶対条件は、1日5時間以上は日が当たる「日照」と、空気が停滞しない「風通し」です。日当たりの悪い場所に植えると、枝がひょろひょろと徒長(とちょう)し、病害虫に弱くなってしまいます。

また、風通しが悪いと「オリーブアナアキゾウムシ」などの害虫が住み着きやすくなります。建物の影になる場所や、周囲が密閉されたコーナーは避け、できるだけオープンなスペースを選んでください。環境が良ければ、それだけでトラブルの8割は防げます。

2本植えで実が付きやすくなることがある

オリーブの実を収穫したい場合は、1本だけでなく「異なる2品種」を近くに植えるのがコツです。オリーブは自分の花粉では実を付けにくい「自家不結実性」という性質を持っています。

例えば「ミッション」と「ネバディロブランコ」を並べて植えると、お互いの花粉で受粉しやすくなり、実の付きが劇的に良くなります。もし2本植えるスペースがない場合は、近くにオリーブを植えている家がないか確認するか、1本でも実が付きやすい品種(ルッカなど)を選ぶようにしましょう。

剪定時期を守って樹形をコントロールする

成長の早さを制御し、美しい形を保つには剪定が必須です。最も適した時期は、成長が始まる前の2月〜3月頃です。この時期に、内側に伸びた枝や交差している枝を間引くことで、株全体の風通しを良くし、理想のサイズに抑えることができます。

[Image showing before and after of a properly pruned olive tree]

また、初夏に飛び出した枝を軽く整える程度にカットすれば、年間を通して綺麗な姿を維持できます。剪定を「難しい作業」と思わず、盆栽を整えるような感覚で楽しむのが、オリーブと長く付き合うポイントです。

害虫と病気は早めに対処する

オリーブにとって最大の天敵は「オリーブアナアキゾウムシ」です。この虫は幹に穴を開けて卵を産み、幼虫が木の内側を食べて枯らしてしまいます。根元に「おがくず」のようなものを見つけたら、すぐに専用の薬剤で対処する必要があります。

また、葉に茶色い斑点が出る「炭疽病(たんそびょう)」などは、雨が多い時期の湿気が原因です。これらも早期発見して枯れ葉を処分すれば、全体に広がるのを防げます。週に一度、水をあげるついでに幹や葉の裏を観察する習慣をつけましょう。

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オリーブを庭木にする判断をまとめて整理

オリーブを庭木に迎えることは、住まいに地中海の爽やかな風を取り入れる素晴らしい選択です。成長の早さや実の汚れといった「後悔しやすいポイント」は、事前の品種選びと、毎年の少しの剪定、そして適切な植え場所の確保によって、十分に解決できる問題です。

シルバーグリーンの葉が輝くオリーブは、年月とともに味わい深い姿へと成長し、家族の歴史を見守る大切なシンボルになります。今回ご紹介した品種や管理のコツを参考に、あなたの庭にぴったりの1本を選んでみてください。正しい知識を持って向き合えば、オリーブは決して後悔することのない、人生を豊かに彩る宝物になってくれるはずです。

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この記事を書いた人

お金をかければ快適になる。でも「限られた予算の中で、どう暮らしやすくするか」を考えるのも楽しい。そんな思いから、ローコスト住宅の工夫や間取りのポイント、生活のアイデア、節約術、老後資金の考え方まで、幅広く情報を発信しています。「心と時間にゆとりが生まれる暮らし」のヒントを、日々の気づきとともにまとめています。

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